本面接の前に求人者と求職者の双方が、気軽に情報交換する場である「カジュアル面談」。近年、多くの企業がカジュアル面談を取り入れています。
通常の面接のように企業側から一方的に質問するのではなく「お互いに質問をし合う」という、これまでにない採用スタイルが主流になりつつあります。
この記事では、カジュアル面談の概要やメリット、注意点などを紹介します。
ぜひカジュアル面談を行う際の参考にしてください。
カジュアル面談に前向きの求職者が急増している理由
まずはじめに、下記のグラフをご覧ください。
当サイトが独自に調査したアンケート結果になります。ご覧の通り、「必ずしてほしい」が36.4%。「できたらしてほしい」が18.2%と半分以上の求職者がカジュアル面談を希望していることがわかります。
このアンケート結果の拝見には、「入社する前に企業の文化や社風を少しでも理解したい」「ミスマッチを防ぎたい」という求職者の想いがあるのではと考えられます。
ミスマッチは企業側からしても大きな損失
ミスマッチは企業側からしても大きな損失です。
例えば、採用者が3ヶ月ほどで辞めてしまったとしましょう。仮に成果報酬型の転職サイトを経由して採用に至った場合、数百万円の損失になる可能性もあり得ます。理由としては、成果報酬型を採用している転職サイトは手数料として、採用者の見込み年収の数10〜20%を支払う仕組みだからです。
このように企業側としても、採用に失敗しないようにカジュアル面談は取り入れていきたいところです。
カジュアル面談のメリット
カジュアル面談のメリットについて解説していきます。
- ざっくばらんに話ができる
- 本面接では聞けないような内容が聞ける
- 社風を汲みとりやすい
ざっくばらんに話ができる
ざっくばらんに話ができることは、カジュアル面談の一番のメリットではないでしょうか。
カジュアル面談を取り入れている企業のほとんどは、「私服OK」や「自宅OK」、「かしこまらなくてOK」など求職者がリラックスして臨めるように心掛けています。そのため、求職者も本面接に比べて気軽に質問や相談など行うことが可能です。
本面接では聞けないような内容が聞ける
カジュアル面談では、本面接では聞けないようなことが聞けたりもします。これも大きなメリットでしょう。
例えば、給与に関してや、人間関係に関してなど、本面接では聞きにくいことが、カジュアル面談では聞くことができます。
社風を汲みとりやすい
カジュアル面談は、社風が汲み取りやすいこともメリットのひとつです。
採用情報と自身のやりたいことがマッチしていても、社風が合わなければストレスとなり、結果として短期の辞職も考えなければなりません。このようなミスマッチを防ぐためにも、カジュアル面談をおこない、事前に社風を理解しておくことが大切です。
カジュアル面談を取り入れてミスマッチを防ごう!
今回は、カジュアル面談について解説しました。
本面接の前にカジュアル面談をおこなうことで、事前にミスマッチを防ぐことができます。もちろん、すべてが防げるというわけではありませんが、カジュアル面談をおこなえば、少なからずミスマッチの確率を減らすことができるでしょう。
今後もカジュアル面談が採用の入り口の主流になることはいうまでもありません。
カジュアル面談をまだ取り入れていない企業は、この機会にカジュアル面談を取り入れてみてはいかがでしょうか。